不正とは、関係者が意図的にあるいはルールの理解不足により、重要な情報を外部へ漏らすことを指します。形態は多岐にわたりますので、本ブログでは特に情報に絞っています。
一つは「人」が原因になって起こる不正、もう一つは「技術」が原因になって起こる不正です。特に人の不正を正す事は難しく、現状は事後の対策が中心です。
そこで「人」が「秘密を持てない」仕組みを用意する事で「人の不正」を排除し、「秘密を持てない」事で技術による不正も排除できると気がつき、既存の暗号技術をAKIとして再構築しました。
AKIが提唱する「作り手/持ち手/読み手」モデルは、情報の作り手に永続的なアクセスコントロールを提供する事で、「人の要因」と「技術の要因」を最小にします。作り手が作った情報は、どれだけ複製され拡散したとしてもアクセスコントロールできます。
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マイナンバーカード狂想曲・パスワードレス認証
はじめに 最近、マイナンバーカードのセキュリティ問題でいろいろと騒がしいです。起きてしまったことには迅速に対応するとしても、理解もなくヒステリックに反応するのはどうかと思うのです。マイナンバーカード自体が問題だとの意見も多いのですが、もう... -
公式マーク(認証バッジ)のサポート提案・パスワードレス認証
アイキャッチ・画像:いらすとや はじめに Twitterの公式マーク(認証バッジ)の様に、そのユーザーアカウントが公式な組織、有名人、メディア、企業、団体などを代表していることを示す特別な認証マークの必要性が認知されつつあります。この様なマークが... -
終活を考える・デジタル終活とパスワード
アイキャッチ・画像:いらすとや はじめに ITの世界で仕事をしていると自ずと「情報」の取り扱いには詳しくなります。いろんなサービスと契約をして、覚えたくもないパスワードをしこたま管理する羽目になっています。そうすると、ふと「自分が亡くなった... -
知財DXプラットフォーム・Web3.0時代の暗号基盤
アイキャッチ・画像:78design 知財DX プラットフォーム「PCE:Proof Chain of Evidence」とは 知財DX プラットフォームとは、知財が、いつ、だれが作成したのかを、確かな証拠をもって証明するシステムです。情報の真正性の証明は、実は発展途上で、さま... -
臨床試験の効率を高めるシステム・Web3.0時代の暗号基盤
アイキャッチ・イラスト:はち はじめに AKIアーキテクチャーの応用を、具体的なITニュースを題材に検討し記事におこします。ここ数年関わってきたITセキュリティやブロックチェーン関連からのピックアップが中心になります。Web3.0時代の到来に備え、新... -
エシカルな運用/分散ログ・Web3.0時代の暗号基盤
はじめに いよいよAKI最後のレイヤ「分散ログ」の解説です。SureArchiverを運用するシーンにおいてもゼロトラストを想定した設計が必要です。万が一、運営組織が信用出来なくなってしまったとしても、それを検知できる事こそが正しいゼロトラストへの対応... -
Web3.0時代のアーカイバ/SureArchiver・パスワードレス認証
はじめに いよいよ一つのアプリケーションとして形にします。新しい暗号基盤で作り上げるのですから、今までにない新しいコンセプトを盛り込んだツールにしたいと考えました。文字通り「トラスト レス(Trustlessness:第三者による保証がない)」な環境に... -
SureArchiver Use case・Web3.0時代の暗号基盤
SureArchiverとは 情報を安全にアーカイブアーカイブ対象ファイルの漏洩はありません 改ざん不可能なアーカイブです アーカイブへの高度なアクセス制御 アクセス承認/アクセス否認が自由に行えます パスワードレス暗号/パスワードレス復号を実現します Sur... -
AKI Whitepaper・Web3.0時代の暗号基盤
AKIのコンセプト 高度にデジタル化された現在では、企業が扱う情報はその企業のビジネスそのものの価値であると言えます。ビジネスの規模が大きくなればなるほどに扱う情報の重要度も高まり、その高まりに呼応するように情報の取り扱いに対する市場の目は...
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