はじめに
Ahamoを仕事に使っていましたが引退したら使用量が激減!毎月結構な容量を捨ててました。これじゃぁ、お小遣いが無くなっちゃう…キャッシュフローを変えなければ!っと思い立って、まずは適当に運用していた通信環境の見直しをする事にしました。サクッとできるかなと思っていたのですが、そうそう簡単には進みませんでした。いろいろと知見がたまりましたので記事にして共有します。これからフレッツ光で構築する方の参考になれば幸いです。
2023/6/26:「OCN モバイル ONE」「OCN 光」等の新規お申込み受付終了
2023年7月1日にドコモとNTTレゾナントが合併したので、旧OCNの新規申し込みは受付終了とのことです。
新しいサービスについては分かり次第、記事に反映したいと思っています。
今まで(2022年12月最終週)
通信環境の見直しにあたり、改善ポイントを確認しておきます。
課題1:雑然としたサポート窓口
携帯も固定回線も品質的には何にも不満はありませんでした。早くて容量も必要十分で快適です。でも、技術的なサポートを受けようとすると、同系列なのに雑然としてて、どうにもスッキリしないです。結局、ネットワークに絡む仕組み作りはプライベートでもクラウドで構築した方が簡単で安全なんですよね、今時は…さて戯言はこの辺にして、まずは昨年末までの自宅環境をご紹介します。
私:ahamo
- かけ放題
- 20GB/月
使い勝手は良いと思います。
Webサポートのみなので自力でトラブル対応できないと難しいかもしれません。
妻:5Gギガライト
- 10かけ放題
- ステップ課金
Ahamoとのセット割りが効いたのでそのまま使っていました。
ステップ制なので、ちょくちょく割高になってしまいます。
固定回線:フレッツ光
- 固定回線
- PPPoEルータ貸出し
プロバイダは某とくとくBBです。回線品質は特に問題はありませんでした。
サポートは必要最低限です。基本的に自力で設定が前提だと思います。
ネットワーク構成を図式化します。

Gatewayを多段で通していてスッキリしないです。サポートに相談しても明確な答えが得られなかった記憶がありますが、まぁ動いているから良いかな的な判断でした。速度も必要十分でしたし、なにも困る事はありませんでしたし。
思い起こせば、初期導入時にサポート窓口が別で面倒くさかったことを思い出しました。使っている分には問題なかったですけど、全体が見渡せなくてコスト感覚が疎かになっていました。一応確認してみると、だいたい約1万円/月です。昔に比べると随分安くなりましたね。テレホーダイで5万/月を固定回線に払っていた時代もあったんですよね。
課題2:NASをもっと活用したい
仕事でDropboxやOneDriverを使っていましたが、クラウドストレージの危うさがどうしても拭いきれません。結果、AKIの考案にもつながって行くのですが、まずは手前の情報管理に安心を確保したいと考えていました。いろいろとNASの環境構築を進めると、ブラックボックスのままではあんまり面白くないんです。当然です。そこで出会えたのがSynokogy社のDiskStationでした。これは本当に優秀なNASです、本当にお勧めできるシステムです。また、Wifi6対応デバイスなども散見され始めたので、ついでにブラックボックスの蓋を開く気になりました。ルーターは、プロバイダーからレンタルしてもらえそうですし、構築を見直して活用を進める良い機会です。
課題3:妻のお許し
当然、妻にお伺いを立ててご了承いただかねばなりません。早々に提案して、効果を説明してなんとか了承いただきました。
”なんで年末最後の大晦日にそんなめんどくさい事をするの!”とお叱りを受けましたが…。いや、まったく、その通りです。
課題4:AhamoがNMPを受け付けてくれない!
お許しをいただいたので早速ドコモショップに向かいました!5Gギガ ライトもドコモフレッツ光も難なく手続きを終えました。ですがahamoのMNP予約番号はドコモショップでは扱えないとの事、大晦日に来店予約を入れてショップを後にしました。さて、帰宅後早速MNP予約番号に挑んだのですが、どうやっても振り出してもらえない事態に。AIアシスタント→FAQ→AIに戻るの無限ループコンボ、電話をかけてもつなががらない、疲労困ぱいです(泣。
ギガ ライトと固定回線とを「支払いおまとめ」していた事が原因の様なのですが、いろいろと申請をしても事態は変わりません。やれることは一通りやったハズなのですが、とにかく「できません」でした。変な支払いが追加されるのも嫌なので諦めて、ドコモショップに対応してもらう事にしました。
課題5:dポイント無くなるかも
MNP予約番号の手続きの中「dポイントがリセットされるかも」という注意書きが散見されました。
OCNに移るということは一度ドコモから退会する事になるので、その際にdポイントが無くなってしまう”かも”しれません、”良いですよね”とわざわざ確認してくるのです。dアカウントの設定が終わっていれば大丈夫だろうなとは思うのですが、無用な不安を感じました。
”喪失しない様、これこれの確認をしてください”的なガイダンスの方が絶対に良いと思います。マイナンバー政策で2万ポイントとか預けている人とかもいっぱいいるでしょうし、現場フロントへの無用な負荷にしかならないと思いました。
「OCN モバイル ONEへ」の切り替え!(2022年12月31日)
ドコモショップでMNP予約番号が取得できなかった事を伝えると、ショップ側でサクッと終わりました。だったら前回にやってくれても良かったんじゃないか?とか思ったのは内緒です。😅
MNP予約番号がとれたら、OCNの契約を粛々と進めるだけでした。APN(AccessPointName)の設定を行い、大晦日のOCN モバイルへの移行は無事完了です。OCNからも申し込み受付のメールが届いていました、来年早々に固定回線のプロバイダー移行です。
「OCN 光 with フレッツ」への切り替え!(2023年1月10日)
OCNから接続に必要な資料や機材が届きました。Aterm AX1800HPというモデルになります。
NTTからレンタルしているルータはこちらのRT-500MIというモデルです。
早速Atermをネットワークに組み込んでガイドに従い接続しました。特に問題なく繋がって
イイね!だったのですが…トラブル1:急にネットワークが切断される
KeyCaseの記事を作成している最中、急に回線が切れてしまいました。ルーターを見るとACTIVEランプが真っ赤になっています。いろいろと確認するとYouTubeは問題なく視聴をできる事が確認できました。どうやらIPv6対応しているサイトだけが閲覧できる状態の様です。この後、OCNのサポートとを受けたのですが復旧には数日がかかってしまいました。

トラブル2:ポートフォワードメニューが無い!
IPoEでちゃんと接続できてACTIVEランプもオレンジ色に点灯しています。快適に通信できる様になりました。いいじゃん快適!NASのOpenVPNを通して完成だ!!…あれれ、ポートフォワーディングメニューがない、なんで?
ルーターをPPPoEで再接続するとACTIVEランプが赤色で点灯しIPV4は通らなくなりました。OCN側IPoEが開通したのでPPPoEは使えなくなった様です。よくよく考えてみると、RT500自体はIPV6で動作しているのでIPV4のポートマッピングでは不都合なはずです。だからメニューから消えているのではないかとの考えに至りました。早速google先生に質問すると…ありました!
RT500をIPoEで動作させると、拡張メニュー?でIPV6でのポートマッピングができる様です。これって、どこにも案内されていないですよね、一般の方はわかんないですよ、まず間違いなく。あんまりトラブルを聞かないのですが、固定回線を使い込むこと自体がすごくマイノリティなのかもしれません。
トラブル3:d払いが消えちゃった!
dポイントは無事だったのですが、なんとd 払いの残高もいつの間にかゼロになっていました!えぇ〜💦d 払いの事はすっかり忘れていました。アプリの残高が”0”は結構インパクトがありますね、少額ですけど結構焦りました。d 払いは回線契約と密接につながっているので契約変更の際に運営側に一時収容されるシステムの様です。とりあえずメールでその旨の連絡があったので一安心。だったのですが…
いつまでたっても収容された金額が再登録されません。調べてみると2022年3月24日から本人確認が必要との事、私は確認済みですが、妻は未確認のままです。早速マイナンバーで設定となったのですが「パスワードを忘れてしまった」らしく「eKYC認証」でチャレンジしました。どれだけチャレンジしても認証完了できず、ドハマりしてしまいました。やり方を調べてみても「頑張りましょう」ばかりです。頑張るしか解決策がないのは残念としか言えません。

結局、市役所まで行ってパスワードを再設定してクリアしました。改めて「パスワードなんて大嫌い!」です。「紙に書いて保存しておく」なんて愚策ですよね。強盗団に持って行かれたら完全アウトじゃないですか!せっかくのマイナンバーカードの良さがことごく無駄になっている気がします。でも、そうせざるを得ないユーザーリテラシーも事実ですし。だからこそAKIみたいな「パスワードを知らない運用」と「どこまでもアクセス権を維持できる仕組み」は重要だと再認識しました。
詳細は以下の記事にまとめました。

これから(2023年1月19日〜)
固定回線の移行がこんなに手間取るとは思っていませんでした。分かってはいたのですが、やはりブラックボックス運用のツケを精算する事になってしまいました。とりあえず完全掌握できたので、これからはもっと活用できそうです。
OCNネットワークに完全移行
OCNのサービスコンソールやサイト登録などを設定し移行は終了です。通信インフラを一つの事業者にまとめるのは、やはり大正解だと思います。ドコモショップにもOCNサポートにも安心して問い合わせできるのは本当に有難いです。
私:OCNモバイルONE
- トップ3かけ放題
- 6GB/月コース
使い勝手は良いです。
なによりサポート窓口がある安心感は良いですね!
妻:OCNモバイルONE
- かけ放題なし
- 容量シェア
私が引退してからは常に一緒にいるのでモバイル系の節約はガンガンやって欲しいとの事。
最安構成を狙ってみました。
OCNアプリが良く出来てて非常に満足しています。
固定回線:フレッツ光
- 固定回線
- wifi6&IPoEルータ貸出し
サポート窓口がしっかりしてて安心できるプロバイダです。
これからフレッツ光を導入するのであれば断然お進めです。
新しくなったネットワーク構成は以下のとおりです。

結局、多段のGateWayが無くなったダケなのですがスッキリ明快で気持が良いです。図には現れませんがサポート窓口も一本化されてこちらもスッキリです。DiskStationにネットワークコントロールを寄せているのですが、これからますます活用が捗ります。やっぱり納得して構築しないとダメですよね、当たり前だけど。
所感
今回OCNに切り替えて、そのサポートの良さはとてもありがたかったです。某プロバイダー様はサポート窓口自体が有料だし、フォームで質問しても返答は返ってきませんでしたから。通信は今やインフラなので、やはりしっかりとしたサポートが得られる事は何よりの武器かと思います。フロントの方も大変かと思いますが、より良いサービスを提供頂けますようお願いいたします。
余談ですが、プロバイダーサポートで共通して言える事として、AIアシスタントのポンコツ加減が問題です。やはり、優秀なフロントエンジニアこそがインフラサービスの要だと実感しました。
ChatGPTなどが鍛えられてくると改善されるのでしょうが、しれっと嘘をつくので査読する能力が必要だと思います(汗。AIが嘘をついていない検証技術が確立しないと、後々大混乱を呼び込みそうです。

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