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Raspberry Pi 5 専用ケース『Argon ONE V5』を購入しました

古いRaspberryPIをいじる機会がありました。PI3なのですが最新のOSを入れてみるとやはり処理が重たく感じます。
自分自身の知見もアップデートしないとなぁ…と、最新のPi5の購入にいたりました。

最新の Raspberry Pi 5(以下Pi5) は、ブラウジングや事務作業なら十分にこなせる「馬力」を持っていることが確認できました。
しかし、その性能を100%引き出すには、基板むき出しではなく、しっかりとしたケースが必要だと感じ、少し奮発して専用ケース 「Argon ONE V5」 を導入しました。
今回は、実際に運用して分かったケースの魅力と、導入時に少しハマった「設定のコツ」をシェアします。


目次

Argon ONE V5は「少しお高い」けれど、それ以上の価値がある理由

正直、このケースは他のプラスチック製ケースと比べると少しお高めです。しかし、最近は「中途半端なものを買って後悔するより、最初から少しオーバースペック気味に選ぶ」ことを大切にしています。

  • 五感を満たす質感:アルミ合金の重厚感とひんやりした手触り。デスクの上の「佇まい」が、もはや実験機ではなく高級ミニPCです。
  • ポートの背面集約:横や前から出ていた配線がすべて背面に集約されます。デスクの上が劇的にスッキリします。
  • フロントUSBの機動力:このケースの白眉は、前面に追加されたUSBポート。ここにキーボードを繋いでいますが、抜き差しのイライラが皆無で、道具としての完成度が一段上がりました。

ケースに組み込むこと自体は特に難しいことはありませんでした。SSD接続用のフラットケーブルの向きに注意するぐらいでしょうか。
Pi5使いの皆さんなら特にハマることもないでしょう。OSの基本設定も難しいことはないくらいに自動化されて簡単です。ほとんどいじることはありません。

フタはねじ止めが前提ですが、磁石が組み込まれててねじ止めしなくてもきっちり閉じる設計で芸が細かいです。

フロントUSBが反応しない?「お引越し」で解決

導入時、公式スクリプトを入れたのにフロントUSBが動かず少しハマりました。原因は設定ファイル(config.txt)の記述場所です。

sudo nano /boot/firmware/config.txt

自動設定ツールを使うと、設定が [cm5] などの特定環境向けタグの下に書き込まれてしまうことがある様です。これではPi5が設定を読み飛ばしてしまいます。
プレーンな状態でのインストールなので、どこでも生じている問題ではないかと思います。

[cm5]
dtoverlay=dwc2,dr_mode=host

すべての環境で読み込まれる場所に移動すれば問題解決です。[all] セクションを挿入して再起動しましょう。

[cm5]
[all] # このセクションを追加
dtoverlay=dwc2,dr_mode=host

このように、設定を [all] セクションにお引越し させることで、無事に認識されました。
不親切な仕様も飲み込んで、ログを追いかけて手なずけるのがラズパイの醍醐味ですね。

「時刻」を忘れない。メンテナンスフリーへの追加投資

Pi5から標準装備されたRTC(リアルタイムクロック)。電源を切っても時刻を正確に保持するために、私は 二酸化マンガンリチウム二次電池(充電池) を導入しました。

  • 電池切れの不安を解消:通電中に自動充電されるため、数年後の電池切れを心配する必要がありません。
  • ログの正確性を守る:時刻のズレはログの不整合を招きます。裏方で稼働し続けるマシンにとって、この正確さは「信頼」そのものです。
  • 隙間への居場所づくり:このケース、残念ながらバッテリーの置き場所がありません。ですが内部にゆとりはあるので、両面テープで隙間に貼り付けて固定しました。メーカーが用意していないなら自分で作る。これもまた一興です。

PI4まではGPIOに組み込む手順が必要なのであまり設定はされなかったのですが、きちんと仕様に組み込まれたのなら利用するとハッピーです。
ちなみに電源スイッチも標準で組み込まれたのも本当に嬉しいですね。

未来の「予約席」

現在はmicroSDで運用していますが、Pi5の馬力があれば、今後はSSD(M.2 NVMe)の内蔵も試してみたいところです。 ケースにはSSD用のヒートシンクも実装済みなのも購入ポイントでした。
とにかく高性能には熱対策が欠かせないですし、きちんと処理したケースは後々捗ります。

さらに、このケースの内部にはまだ「空き地」があります。将来的に ZigBeeユニット を入れてスマートホームの司令塔にしたり、小型ステータスモニタ を仕込んで温度や負荷をリアルタイム表示させたり……。「今はまだ完成ではない。使いながら進化させていく。」そんなワクワクするような「余白」があるからこそ、このケースを選んで大正解だったと思います。


まとめ

Pi5からファンが必須になったのは少し残念ですが、だからこそしっかりコストをかけて冷やし、守ることが重要だと感じています。しっかりしたハードウェアを整えることは、結果的に「長く、安心して使い倒す」ことに直結します。皆さんも、自分だけの最強のPi5環境、整えてみませんか?


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